オーディオ字引

オーディオの基礎から今時のニュースまでの網羅

DAC(ダック)について

DACというのは、D/Aコンバーターを意味する言葉で、デジタル信号をアナログ信号に変換する回路、またはコンポーネントのことを指します。

そもそも音声の記録・再生においては、音声の記録を行うマイクはアナログですし、再生を行うスピーカーも基本的にはアナログです。

レコードの時代であれば、すべてはアナログ機器での再生となっていたので、DACなんてものすらなかったのですが、CDやハイレゾ音源などのデジタル音源を楽しむためには、録音時にはアナログからデジタルへの変換が、そして再生時にはデジタルからアナログへ変換することが必要となってきます。 f:id:odioland:20181226144447j:plain

そこで登場するのが「DAC」なのですが、一般的にはあまりピンときませんよね。 これは、あらかじめCDプレーヤーやネットワークプレーヤーなどにオーディオ回路の一部として、DACが組み込まれているからなんです。

この「DAC」は「Digital to Analog Converter(デジタル・トゥ・アナログ・コンバータ)」の頭文字を取っているのですが、デジタルファイル再生にあたっては最も重要なハードウェア的基盤でもあり、この性能次第で音の良さは大きく変わってくるのですが、DACは出力形態によって「電圧出力」と「電流出力」ノートパソコン2つに大別することができます。

最近では、USB-DACといって、パソコンとUSB接続することによって、パソコン内の各種音声ファイルを再生するDACが人気となってきているようですね。