「サウンド&レコーディング・マガジン2024年11月号」が、2024年9月25日に発売となるのですが、今月の特集は、リボン・マイクを深堀り。
温かみのある良い音が録れるというイメージが先行し、アマチュア・ミュージシャンにはなかなか触れる機会のない逸品であるリボン・マイク。
古くから存在するものの、2020年代に入ってからも新機種が続々と発売され、あらためて機材としての魅力を探るべく特集されています。
エンジニアによる構造や使い方、歴史の解説、筐体デザインの美しさを伝える写真集、最新機種レビューなどで、リボン・マイクを32ページにわたって深掘り。
1:葛西敏彦、リボン・マイクを語る
大友良英、青葉市子、スカート、岡田拓郎、蓮沼執太らを手掛けるレコーディング/PAエンジニアで、サンレコでもおなじみの葛西敏彦。特集の冒頭では、人気エンジニアの彼にリボン・マイクの魅力をざっくばらんに語っていただきます。
2:リボン・マイクの仕組みって? by 須田淳也(音響ハウス)
国内屈指のレコーディング・スタジオ、音響ハウスでテック・エンジニアを務める須田淳也。約30年のキャリアを有し、ビンテージ機材にも強い彼にリボン・マイクの仕組みを解説してもらいます。リボン・マイクの魅惑のトーンの秘密が解けるかもしれません!
3:リボン・マイクはこう立てる、こう使う by 中村公輔
仕組みの解説に続いては、リボン・マイクの立て方、コンデンサー・マイクとのブレンドの仕方、保管時の注意点などをレコーディング・エンジニアの中村公輔が解説。あがさ(すずめのティアーズ)の歌&アコギをソースとして、現行品のリボン・マイクでマイキングを実演。その様子を記事化しつつ、誌面連動音源も用意します。
4:WARM AUDIO WA-44 開発者インタビュー
今年の初夏に発売されたRCA 44-BXインスパイアのリボン・マイク、WARM AUDIO WA-44。編集部は今回、WA-44の開発者とコンタクトを取ることができたので、製品のコンセプトや設計についてインタビュー。開発者/技術者の視点からも、リボン・マイクの魅力をお伝えします。
5:名盤の影に名機あり リボン・マイク物語 by 高橋健太郎
サンレコで「音楽と録音の歴史ものがたり」を連載中の音楽評論家/プロデューサー/エンジニアの高橋健太郎。リボン・マイクの歴史について、名機と呼ばれるモデルの使用アーティストや作品とともに振り返ります。
6:リボン・マイク写真館 (協力:音響ハウス)
音響ハウス常設のリボン・マイクを美しく撮り下ろし、写真集のページにしました。リボン・マイクには、ユニークな筐体デザインのものも多いので、この機会にじっくりと鑑賞していただけると幸いです。
7:今、手に入れたい! 最新リボン・マイク7選 by 原真人
これまでに細野晴臣、古川麦、原 摩利彦らの作品を手掛けてきた原真人も、リボン・マイクを愛するレコーディング・エンジニア。2020年代のリボン・マイク7機種を彼に渡し、ボーカルやギターに試してもらった上でレビューしていただきます。モダンなリボン・マイクの魅力とは、どのようなものなのでしょうか?